モヒロ 自転車で遠くへ

ロードバイク 、特にロングライド を中心にはしってます

PBP2023のメモ

PBP2023に参加して約89時間で完走しました。

ただし、途中のPCでタイムアウトしているので認定されているかはわかりません。

何かの役に立つかもしれないので備忘として書いておきます。

私のプロフィールは

年齢:44

FTP:204

ブルベ歴:2014年から開始。2015SR、2017SR、2019SR、2021SR、2023SR

1000km以上のブルベは参加したが全てDNF。

PBP:2015(時間外完走)、2019(DNF)

といったものです。

 

バイク:スペシャライズド ルーベ SL4 

コンポ:ultegra 6800 di2 外装バッテリー

ライトはフロント、リアともにsupernovaのハブダイナモライト、ハブダイナモはspです。

変速はDi2 を使用しました。国内ブルベはチューブレス、ディスクで参加しています。海外は、輪行のしやすでリムブレーキ、クリンチャー(5000GP)、Di2も外装のバッテリーを使いました。

ざっくり先に思うところは

  • 食事はなるべくPCで余計な時間は使わない。私は同一PCで2回食事をとることも・・
  • もしDi2を使うならフルシンクロなら予備バッテリーを持つ。
  • 復路のLUDEACの3時間ぐらいの借金なら返済できる可能性あるので、メダルが欲しい人は諦めない方が良い。
  • 一定のペースで良い。
  • できればトレインに参加できた方が良い。
  • 下記には出てこないが歯磨きはした方が良いすっきりする。

 

[渡航まで]

goodyスポーツのツアーのBプランを使用しました。

航空券はgoodyと同じ時間の航空券を予約しました。

自転車持ち込みについては、ネットで事前に予約した方が良いとのことで、出発直前の2023/8/15に実施しました。

当日、自転車の持ち込みが多くて本当に積み込めるかよく分かりませんでしたが、予約している自転車を優先すると聞きました。次回参加者の方は予約した方が無難です。

 

渡航は、特別記載することはありません。フランス入国についても特に聞かれることも無く入国できました。

ホテルへの移動についてはツアー指定のバスに乗るだけなので特に問題なし。

ホテル到着時間が遅くなるため、空港で食事等の軽食を購入。

 

[ホテルについて]

今回のホテルは、ランブイエのibis budget Rambouilletに泊まりました。(ツアー手配)

クーラーなし、冷蔵庫なしですがフランスでは普通です。カルフールが近いのが特に良い。

また、ロードバイクのトラブルがあっても「Culture Vélo Rambouillet」という自転車屋があります。私は、フィニッシュラインのチェーンオイルを購入しました。

 

[PBP本番]

結果

20:00スタートの私の結果となります。個々のタイムについては下記になります。

  • 往路のCARHAIX-PLOUGUERでタイムアウト。時間外完走に切り替え。
  • 復路のCARHAIX-PLOUGUERで19:51(クローズ20:04)。ここで時間内出いけるかもと思う。
  • LOUDEACで再度タイムアウト4:40(クローズ3:10)。以降のPCは基本タイムアウトでDREUXで間に合う。9:58(クローズ10:32)
  • 最後は89:04で完走(上記もあり、認定されるか不明です。)

MORTAGNE-AU-PERCHEまでは、淡々と走る。後ろからどんどん抜かされるがマイペースを貫く(最大110W)。ただし、MORTAGNE-AU-PERCHEに計画より50分遅れ。滞在時間を減らして出発。

VILLAINES-LA-JUHELをほぼ計画通りの時間に到着。PCチェック後、食べ物をいただく。

VILLAINES-LA-JUHEL食事1

食べたが、どうにもお腹が空くので、チェックの受付と道を挟んだ反対側にある結局レストランへ行く。空いている最初からこちらに来れば良かったと思った。無駄な時間を過ごしてしまった。

VILLAINES-LA-JUHEL食事2

パスタとボロネーゼを食べる。脚も回復したので、その後は基本的にはレストランで肉を食べることにしました。ほぼ計画通りの8:00くらいに出発。

FOUGERESに到着。レストランで肉を食べようと思ったが、スタッフの方含めて混雑していたので諦める。そして、前回の通りパンにハムを挟んだものとコーラを購入。硬いから食べるのに案外時間がかかる。

FOUGERES食事

時間かかりながらも出発。

TINTENIACに到着。ここで、ソーセージをガレットで巻いたものを食べるが、食がすすまない。当初計画より30分追加し休憩して、再度レストランで食事しました。無駄な食事が多い。

今まではiphoneでタッチ決済を使ってましたが、このレストランだけタッチ決済できず、現金決済となりました。多少の現金はやっぱり必要です。

TINTENIAC食事

ここで、塩が置いてあることに気づき、塩追加しました。肉は案外パサついてた。

この日とても暑い。QUEDILLACは水の補給だけして出発。夜になっても気温があまり下がらず暑く感じました。

LOUDEAC到着。ドロップバッグの場所を探すが、前回とは違う場所で時間がかかる。日本人の方に聞いてドロップバッグの場所へ辿り着く。シャワー後の着替えで悩む。前回のルデアック以降は気温が急激に下がった。しかし今回は暖かい。考えた結果、ビブだけ変えてそのままでいったような気がします。(上着をいつ着替えたか記憶曖昧)。

シャワーを浴びて、寝室?で45分仮眠をしました。イビキが凄すぎる方がいたので満足に寝られず。起きた後に食事、肉は食べる。

LUDEAC食事

食事後出発したが、眠気のためかペース上がらず。

途中、シークレットポイントのCanihuelに4:23到着。トイレ休憩をして出発。ノンコントロールのSaint-Nicolas-du-Pelemは素通り。

結局CARHAIX-PLOUGURでは6:42到着(6:18クローズ)でタイムアウトしました。ここで時間外完走へ計画変更、メダルは欲しいので完走をすることを目指しました。

レストランで食事。このレストランは混雑していました。鶏肉が固くなっていたように思いました。

CARHAIX-PLOUGUER食事

写真の上の方にしおが少し写ってます。なるべく、果物かオレンジジュースは摂るようにしていました。少し休憩後に、折り返し地点のブレストに向かいます。結構登らされているという感想です。ここもひたすらパワー110Wを超えないように登り続けます。

風景

今回は、風景写真を撮らなかったのですが、見晴らしもよく写真撮影。

BRESTには、12:34到着(12:19クローズ)

お腹が空いたので、食事をと思ったのだが、混雑していて食べたかったものも売れ切れ?だったので、結局、ハム、チーズを挟んだパン、バナナを食す。

ブレスト食事

食事した後は、時間の余裕はありませんが睡眠しないと走れないので木陰で45分昼寝。

バイクの空気を入れる。結構抜けていたので規定の空気圧まで入れる。また、フランスで買ったfinish lineを投入。如実にペダリングが軽くなりました。

CARHAIX-PLOUGUERへ向けて出発。市街を抜けて海沿いへ、程なくして、ブレストの例の橋に到着。

プルガステル橋

ここからは、他のブログ等ではきついなどありましたが無心で最大110Wパワーであまりきつい記憶がない。。。

シークレットのPlaybenに到着(17:17)。

Playbenの風景

ここで食事補給。水補給を実施。お祭りの風景は良いですね。

CHARHAIX-PLOUGUERに19:51到着(クローズ20:04)。ここで、クローズ時間に間に合ったのでもしかしたら90時間以内に間に合うのではと思い少し頑張る。食事をする。鶏肉が固い。(食べかけの写真で申し訳ない。)噛み切れず結局残しました。

CARHAIX-PLOUGUERの復路食事

食後に睡魔が襲ってきたので、寝ることにしました。仮眠室へ行こうと思ったのですが場所がわからない。スタッフに聞き、指差された場所が結構遠い。徒歩5分以上はかかりました。次回参加者は、使うならそれなりに時間がかかることを頭に入れておいてください。すごい空いてはいました。シャワー浴びて、2時間ぐらい寝る。ただ、寝た最初の方は暑かった。

借金を2時間ぐらい背負い出発。途中のGOUARECで休憩。

GOUARECの食事

ここは、甘い食べもの補給とトイレ休憩、15分の仮眠です。ここら辺は記憶に無い。

復路のルデアックに4:40到着(クローズ3:10)。借金1時間20分に拡大してます。それでも、食事、シャワー、仮眠。まずは食事します。

LOUDEAC復路食事

なるべくスープはかけて食べやすくしてもらう。果物の飲み物は飲む。その後シャワーを浴びましたが、往路はクレジットカードが使えた記憶ですが復路は使えなくなってました。現金で支払いシャワーを浴びる。着替えは、当初はもっと寒くなると予想してラファのメリノウールジャージとAUDAX JAPANのウールジャージを準備していましたが、予想より暑かった。ドロップバックを預ける直前に公式のPBPジャージを入れておきました。結果的には正解でした。その後、1時間半仮眠。7時半くらいに出発して次のTINTENIACを目指します。おそらくここが借金3時間ぐらいで最大だと思います。食事をきちんとしたためか思ったより脚が回ります。

QUEDILLACに到着。ここで昼食をとります。PCのTINTENIACでも良かったのですが、空いていたのでここで昼食としました。

QUEDILLACの食事

この食事が全PCの中で一番美味しかった。芋と鶏、ドライトマト?と味付け含めて美味しかった。水補給、トイレ含めて30分で出発できたのは上出来です。ここらで小指に痺れ発生して、まっすぐ伸びなくなってました。

TANTENIACに12:53到着(クローズ9:45)。借金約3時間と変わらず。トイレ休憩だけして出発。写真等も無いのでひたすら、漕いでいる状況。暑いので沿道の方々に水補給をしていただく助かりました。FOUGERESに16:54と到着。(クローズ14:25)で借金を2時間30分。今思うと30分しか返済できていませんが、この時は借金時間が少しでもなくなっていることがよかったと思ってました。

次のPCであるVILLAINES-LA-JUHELを目指す。ここも写真がないのでひたすらPCだけを目指したのかと思う。PCは22:53 に到着(クローズ21:21)と借金1時間30分と1時間返済。今回は、レストランで食事

VILLAINES-LA-JUHELの復路食事

ボロネーゼご飯は今回食べやすい食事だった。食事後にトイレへ行き出発。にぎやかなPCでしたが夜遅いので人あまりおらず比較的静かでした。

MORTAGNE-AU-PERCHEを目指す。ここで眠気きてしまう。ALENCONのベンチで少し仮眠。自転車の駆け抜ける音だけ聞こえる。10分くらい仮眠して再度走り出す。ここでDi2のバッテリーが残り15%になっていることに気づく。過去は余裕で足りていたが今回は消費が激しい。おそらくフルシンクロの変速のためフロントの消費電力が大きいためと予想。モードを変えてフロントとリアの変速を独立させる。基本的にはインナーでリアのみの変速としました。

そうやって走っていると、日本人に声をかけられる。知り合いでした。相手の方が速いので後ろにつかせてもらう。これまでほぼ単独走であったが引いてもらう。インナーではギアが足りず。変速も頻繁にできないのでケイデンス100近くで喰らいつく。次のMORTAGNE-AU-PERCHEまで結果的には引いてもらう。できたらトレインに参加できた方が速く到着できると思います。

MORTAGNE-AU-PERCHEに5:09に到着(クローズ4:07)。ここでPCメカニックにDi2の充電器がないか聞いてみるがないとの返答。次の DREUXにかけるしかない。

補給をした後に、知り合いは「Nスタート」であり先に出発。私は少し6:00まで仮眠しました。

6時に出発(借金は2時時間)。Di2のバッテリーがみるみる減る残り5%になったところで、ここの区間は他に比べると平坦(と思っている)なのでインナートップ固定で走る。チェーンがフロントディレイラーに当たるが仕方ない。ひたすら漕ぎ続ける。

DREUXに9:58に到着(クローズ10:32)でついに借金返済。ここで時間内での完走が可能ではと思いました。

PCに着くともにスタッフのところでDi2充電器について聞いてみる。スタッフの方は内装式の充電器を持っていたのでジャンクションから充電を試みる。しかし、充電のステータスがエラーとなり充電できない。外装バッテリーの場合はジャンクションから充電できないらしい。

そのスタッフの方が、「店に帰って外装用の充電器を持ってくるので少し待ってろ」みたいなことを言われました。その間、食事をしました。焦っていたので写真は撮れず。30分くらいしてスタッフの方が戻ってくると、なんと充電されている外装バッテリーを持ってきました。そして私の外装バッテリーを抜いて、充電されたバッテリーを差し込む。changeみたいなことを言っているので、どうやら「君と私のバッテリーを交換だ。」と理解しました。そのスタッフと両手で握手してお礼を言います。いいから早く出発しろみたいなジェスチャーだったので、再度お礼を言って出発。すごく助けられました。少しアップダウン後に、フロント変速を久しぶりに実施。とっても走りやすい。最後は、雨に少し降られましたが89時間04分で完走。完走メダルも受け取る。トラブル等ありましたが無事に完走できました。

ただし途中でタイムアウトしまくりなので認定されるかは不明です。

帰国までについては特段記載することはありません。

メダル

区切りついたので4年後のPBPは出ない予定。

まとまりがなく、食事ばっかりの記事ですが誰かのお役に立てればと思います。

フランスで買ったFINISH LINEは、没収される気でいましたが、黒い商品のパッケージのまま機内に持ち込めました。